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コスモ車検

本社

2020.07.30

車検の見積もりを比較する時のポイント教えます!



自動車を所有している人は、二年に一回(車種によっては年に一度)受けることになっている車検。単に決まりであるばかりでなく、安全にクルマを走らせるためには不可欠なことでもあるのです。そんな車検の見積もりの比較をする際の注意点について考えてみましょう。

車検を通れば故障はない、というわけではありません

クルマは機械です。車検を受けるときに「できるだけ安く」をあまり前面に出し過ぎるのは、正直いかがなものかと思います。実は車検の見積もりは、みなさんの姿勢、温度感などによって変わってきます。また、整備工場やディーラーに依頼する際の、打ち合わせの内容の意思疎通を図る上で大事な覚書のような意味合いも含んでいます。車検の見積もりをあまり軽く考えてはいけません。

車検に出して、すぐに故障が発生したことを整備工場のせいにしている人がいます。そういう人の多くは「できるだけ安く」を連呼していることが多いものです。車検は法定、つまり基準が定まって入るものの、検査にすぎません。製造されて、ある程度走行してきて、この状態であればまだまだいけます、今の時点では大丈夫というチェックにすぎません。ただ、一般に車検のときに合わせて整備をするというクルマが多いでしょう。「車検の見積もりが高い!」と言う人は、費用的にその分を混同して考えている人が少なくないのではないでしょうか。

例えば法定費用、重量税や自賠責保険などは車検を受ける際に負担しなければならないものです。それらを含めて見積もりが15万円だった、というのと、15万円の整備代がかかった、というのは別の話なのです。また、いくらなら十分ということは一概には言えません。たくさん走っているクルマならたくさんの整備が必要な場合もありますし、その逆もあり得ます。

ですので、どの部分がどのくらい減っていて、どの部品の交換が必要なのか、しっかりメカニックさんに教えてもらうことが大切です。ブレーキパッドが何ミリ残っており、だいたい年間の走行距離がこのくらいだから、次の車検までは持たない可能性があるので交換が必要です、とか。ある部分が少し壊れかけていて、こちらまで影響を受けており、しっかりと今交換しておかなければ危ないかもしれません、といった根拠。現状と今後の展望を踏まえてのプロのアドバイス。こういうものを見積もりを出してもらう際に一緒に聞くことができれば、安心感も違うのではないでしょうか。

お金がある人はお任せという手もあります。乗っていればいろんな摩耗が進むものですが、とりあえず問題がありそうな部分はすべて交換しておいて、という依頼です。無駄に贅沢なように聞こえるかもしれませんが、実はこれは理想的ではあるのです。消耗品などは、突然破損したりもします。その前に負荷がかかり続けています。破損の原因はそうした負荷なのです。そんなダメージを全く受けていない新品パーツと交換すれば、ここから先「あとどのくらいは持つだろう」という限界を気にしなくてよいからです。本来はこれが理想的ではあるでしょう。しかし、まだ使える部品をすべて交換するのですから、費用はかかります。せめて、今どうなっていて、どういう必要性があって、何を交換する。その説明はしっかりと聞いて判断していきたいものです。

こうした事情から、整備記録はしっかりと残しておくことが大切なのです。よく中古車を買うと「記録簿付き」という表記を見ると思います。もちろん、何をいつ交換してある、という項目も参考にはなりますが、いちいち整備されていたのだという記録は愛情を注がれてきた証でもあります。記録簿付きのクルマはだから価値があるのです。記録簿の中に、一緒に見積書も保管しているクルマが時々あります。そういうクルマはしっかりと良いオーナーの元に嫁いでいく運命があるようです。当然、買い取り金額も限界まで頑張ってくれやすくなります。皆さんも、そうした整備記録、車検や整備の際の見積書はできるだけ保管しておくようにしましょう。

あまりケチると「お客様の都合で」と明記されることに

車検や整備の際の作業項目に関して見積もりが上がってきた際に、「ここは費用がかさむからやらなくてOK!」「ここはまだもう少し余裕があるから次回に回して今回はパス!」とやっていると、全て見積もりに記載される場合があります。クルマにはたいてい新車から何年間は保証がつくことになります。その間、どのくらいのタイミングでどういった部品を交換するかも基準が存在します。本来は交換すべきなのに、交換を拒否すると「お客様の判断により割愛」と明記されて記録される場合があります。これは後々何か故障が発生した場合、保証対象外となったり、より重整備(当然整備費用もかさむ)に繋がっていったりする可能性を孕んでいるのです。

こうした観点からも、特に比較的新しいクルマだから、最低限手を付けておけばよい、と整備内容を絞っていくと、後々自分の首を絞めることにもつながっていくことがあり、注意が必要なのです。

同じ作業内容で違いが出る? 「部品代」と「作業工賃」

その上で、もし見積もりを比較するなら、あくまでも同じ作業内容で比較をするべきでしょう。そうすると見積もりで違いが出るのは、部品代と作業工賃の違いです。例えばディーラーであれば新品の純正パーツを用いての作業が前提になるでしょう。これはもちろん、一番高価です。ただ、それを汎用品などにすることでコストを抑えることができるようになります。あとは作業工賃。これは時間当たりで設定されていることが多く、純正パーツであればそれぞれの交換に要する時間がある程度決まっていますので、それぞれを加えて案出されることになるでしょう。

ただ、今さまざまな選択肢が存在するのが当たり前です。ディーラーだからと言って、極端に高額な見積もりになるケースは稀かもしれません(一部の輸入車などでは明確に差が出る場合がありますが)。

ただ、それぞれの車種ごとに関して、ディーラーが一番熟知しているということもあるでしょうし、納車引き取りをしてくれるかどうか、代車を貸してもらえて、それが含まれているのかどうか(代車はそれだけに費用を請求されることはないかもしれませんが、基本的にはそれぞれの店舗運営上、管理コストがかかるため、あまりギリギリの利益しかもたらさないような案件に関しては貸してもらえなかったりする可能性もあります。こうしたことを考えるとそこへ行ってあまり値引き要求をすることは得策ではないかもしれません)も、条件の中で比較すべきでしょう。

日頃から見てくれているところに「任せる」のが結局得だったりする

上記で見積書が上がってきたときに、車検費用でチェックするところを申し上げました。見積もりは作業に取り掛かる前に確認するべきだとは思います。しかし、見積もりが上がってきた段階で、別の業者に任せるからクルマを返してほしい、などというと、非常に嫌がられる場合もあります。最悪の場合、「見積もり費用」を取られる場合があるので注意しましょう。

要は、作業内容を見積もるための見積もりではなく「このまま進めていいですか?」という見積もりです。あまり、ここを強調しすぎると「うちは高いから他所に頼んだ方がいいかもしれません」などと言われたりすることがありますが、それは暗に「頼まれるかどうか分からない作業のためにピット作業をするのはごめんだ」という意思表示が含まれている可能性があります。

では、どうしたら費用を安く上げればいいのか。それは、日頃から点検を怠らないことです。オイル交換のときなどに一緒に12か月点検などしてもらうといいでしょう。何もなくても半年に一度程度、お金がかかっても定期点検をしてもらうべきです。そうすると、どのあたりが減ってきたか確認ができます。その内容を日頃から交換しておく。あるいはメモしておいてその内容で整備作業を進めてもらう。こうしておけば、それほど突如大掛かりな費用の掛かる作業が発生することはないでしょう。

カー用品店やガソリンスタンドでもこの程度のことはすぐにしてくれるはずです。巧くすれば、車検時には法定費用と代行手数料くらいで済む可能性もありますし、極端な話、費用を抑えるなら、自分で検査レーンに行き、ユーザー車検でも行けるかもしれませんね。本来これが一番理想的なスタイルであるとも言えますが。

お近くのコスモビスステーションでも車検を頼めます。ぜひ日常点検から依頼してリーズナブルに車検も受けて、リーズナブルなカーライフを。
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筆者プロフィール

中込健太郎
合同会社アセアンプラスコンサルティング パートナーライター

自動車ライター。1977年生まれ。神奈川県出身。武蔵工業大学(現東京都市大学)工学部電気電子工学科・水素エネルギー研究センターを卒業後、自動車産業向け産業機械メーカーを経て、大手自動車買取販売会社で店舗業務からWEB広告、集客、マーケティングなどに携わる。現場経験に基づくクルマ選びや中古車業界の事情は今も明るいことから、ユーザーはもとより、自動車販売の現場からの信頼も厚い。幼少期からクルマをはじめとした乗り物好きが高じ、車種を紹介するコンテンツなども手掛ける一方、「そのクルマで何をするか」をモットーに全国をクルマで旅行し、食べ歩き、温泉巡り、車中泊といったカーライフに関する執筆も多数手がける。

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