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コスモ車検

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2020.06.26

車検に納税証明書が必要なわけとは



クルマを所有していると車検を定期的に更新しなければなりません。また、毎年自動車税を収めなければならないということになっています。車検を受ける際、必要書類に納税証明書が含まれています。これはどうしてなのでしょうか。ここでは車検と納税証明書に関して述べていきたいと思います。

納税は義務、車検は権利

自動車を路上で走らせるためには、車検に合格し、定められた車検満了を迎えていないことが条件となります。同時に、自動車を所有している人は自動車税を納めなければなりません。

ここで明らかにしておかなければいけないのは、クルマにとって「納税は義務」であり「車検は権利」だということです。車庫に入れて眺めているだけなら車検に必ずしも合格している必要はありません。もちろんそれでは機能としてのクルマの役割は果たせないわけですが。人を移動させ、荷物を運ぶことはできませんから…。

しかし、幼少期に家族と出かけた古いクルマ。動かさないけれど、所有することで、そのクルマとの思い出に浸るということはできるかもしれません。ただし、原則的にナンバーがついているクルマを所有していたら、その登録番号のクルマの所有者向けに、毎年自動車税の納付書が送られてくるでしょう。

長いこと車検を通さず、自動車税も払っていない状態が続くと自然と納付書が送られてこなくなる状況もあり得ますが、これは県によって対応が違います。さらにはその状態から再び車検を受けようとする場合に何年間遡って税金を払うことになるかどうかも、県によって対応が異なります。制度として、自動車税の支払いを免れるためには、一時抹消手続きをしなければいけません。

「権利を主張するためには義務を果たさなければならない」ということはここでも当てはまるわけで、その「権利」である車検を受けようとする場合に、直近の納めるべき自動車税が納められていないクルマは、まずその税金を支払ってもらうことが大切になります。そこで、「このクルマには現在納付すべき自動車税の未納はありません」ということを示す書類こそ、自動車税の納税証明書になるわけです。

自家用の乗用車であれば、新規登録から3年経過すると初回車検を受けなければならず、以降2年に一度車検を受けることになっています。車検を受ける際、当該年度の自動車税納税証明書が必要書類に含まれるのはこうした理由からです。

自動車税の納税証明書は、クルマを利用する上で欠かせない、自動車ユーザーにとっての当然の「権利」である車検を受ける上で、欠かすことのできない、自動車税納税という「義務」を果たしたという証明書。納税証明書をそんな風に言い換えることができるかもしれません。

「納税証明書」とは言うものの、単なる半券だったりします

自動車税は、毎年度、4月1日時点での所有者が自動車税を一年分、5月末までに納めることになっています。排気量ごとに区分されて、税額が決まり、その金額の納付書が5月に入ると送られてきます。年式が古くなると割り増しになったり、環境負荷が小さいと認められたクルマは割引されたり、免除される場合もあります。この時、前年度分が未納だったりすると、その分と合わせての金額で納付書が送られてきます。

納付書の形態は、コンビニエンスストアや金融機関でそのまま支払うことができるように、公共料金の払い込み用紙のような様式で送付されてきます。ですから、その納付が完了すると、一部を控えとして返してくれます。実はこの一部が納税証明書になります。

「納税証明書」などというと、何かA4サイズくらいの書類を想像造してしまうかもしれませんが、そうではありません。納税証明書が小さい半券のようなものであることは、お財布などに入れておくのに便利ということもできますが、比較的無くしやすいので注意が必要です。納税証明書に関してはそういうリスクがあると言えるでしょう。「納付したら、遅滞なく支払い、納税証明書は車検証ケースなどで一緒に保管」。これが現実的には一番確実な方法といえるかもしれません。

自動車税を納めてあれば納税証明書再発行は可能です

「納税証明書は車検に必要な書類、でも紛失してしまった!」というケースは、よくあり得る状況と言えるでしょう。納付さえしていれば、納税証明書の再発行は可能ですので安心してください。県税事務所や、車検登録事務所(運輸支局)にある自動車税申告窓口などで、ナンバーなどが分かっていれば再発行の手続きをすることが可能です。

その場合、前述のような半券のようなサイズではなく、普通の書面になりますが、「未納はありません」という内容の納税証明書を再発行してくれますので、心配は無用でしょう。

自分でユーザー車検を受ける場合も自分で手続きすることは可能ですし、どこか整備工場や、あるいはディーラーなどのクルマ屋さんに依頼する場合も、見つからない場合はその旨を伝えれば、対応してくれることでしょう。相談してみることをおススメします。

お近くのコスモサービスステーションでも車検を依頼することができます。「納税証明書が見当たらない!」という場合はそんなことも含めて相談してみるといいかもしれません。遠くの親戚より近くの他人ではありませんが、クルマに乗り続ける上で相談できる場所が近くにある。心強いですね。
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筆者プロフィール

中込健太郎
合同会社アセアンプラスコンサルティング パートナーライター

自動車ライター。1977年生まれ。神奈川県出身。武蔵工業大学(現東京都市大学)工学部電気電子工学科・水素エネルギー研究センターを卒業後、自動車産業向け産業機械メーカーを経て、大手自動車買取販売会社で店舗業務からWEB広告、集客、マーケティングなどに携わる。現場経験に基づくクルマ選びや中古車業界の事情は今も明るいことから、ユーザーはもとより、自動車販売の現場からの信頼も厚い。幼少期からクルマをはじめとした乗り物好きが高じ、車種を紹介するコンテンツなども手掛ける一方、「そのクルマで何をするか」をモットーに全国をクルマで旅行し、食べ歩き、温泉巡り、車中泊といったカーライフに関する執筆も多数手がける。

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